「物流位置探査」

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研究代表者:
佐藤 知正 (東京大学大学院情報理工学系研究科 教授)
研究課題:
安全・安心のための移動体センシング技術

技術解説

GPS、携帯電話、無線LAN、RFIDなどの無線機器を使った位置探査システムは、世界中で激しい開発競争が行われている。本研究では小口物流に目的を絞り、その特徴である屋内外シームレス、オフライン、初期投資不要な要求を満たし、かつ当該分野用としては、圧倒的に高精度なシステムを構築した。基本システムは、従来の最も高精度なPHS探査システムと同等精度(数百m)であり、グループ内の研究のインフラとして、また、5000端末が稼動する商用システムに使用されている。開発中の誤差ゼロの技術は従来の数百mの誤差を1m以下とするものであり、また、記録電界強度とのマッチング法は従来の倉庫マッンチング(分解能1000m)に比べ50mでのマッチングを可能とするものである。使用しているPHS網は、中国で端末8000万台以上が稼動しており、国際物流における紛失防止や不正アクセス検知への展開が可能である。

概要図

PHSを用いた物流位置探査システム

PHSを用いた物流位置探査システム

論文等

  1. 川原 靖弘, 大西 智温, 朱 旭初, 保坂 寛, 酒田 健治: PHSとラジオビーコンを併用する物流位置探査システム,マイクロメカトロニクス, 51, 197, pp.21-32, 2007
  2. 横井直明,川原靖弘,胡清華,保坂寛,酒田健治:PHS測位を用いた高精度位置補正法,マイクロメカトロニクス(日本時計学会誌), Vol.52, No.198, pp.45-55, (2008)
  3. 川原靖弘,吉田寛,保坂寛,廣田輝直:振動とPHS位置情報を用いる物流機器移動判定アルゴリズム,マイクロメカトロニクス(日本時計学会誌), Vol.52, No.198, pp.23-35, (2008)
  4. 川原靖弘,小林俊介,横井直明,越地福朗,保坂寛: PHSと指向性アンテナを用いた紛失物探索システム,マイクロメカトロニクス(日本時計学会誌), Vol.52, No.199, pp.47-57(2008)

関連特許

  1. “移動物体の位置探査装置及び位置探査方法”、川原靖弘・保坂寛・大西智温・酒田健治、ウベパレットレンタルリーシング㈱、2006.10.22、特願2006-284497
  2. “移動体通信端末の現在位置測位計算方法”、川原靖弘・保坂寛・胡清華・田脇靖広・森山重樹・芳澤哲生・酒田健治、東京大学・ウベパレットレンタルリーシング㈱・ローケーションズ㈱、2007.10.22、特願2007-229614
  3. “PHS移動端末発見システム”、川原靖弘・保坂寛・越地福朗・酒田健治、ユーピーアール㈱、2008.10.22、特願2008-082406

関連リンク

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