マイクロフォンアレイと音見守りシステム

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研究代表者:
車谷 浩一 (産業技術総合研究所 情報技術研究部門 マルチエージェント研究グループ長)
研究課題:
安全と利便性を両立した空間見守りシステム

技術解説

緊急時の屋内ナビゲーションを実行トリガーの検出、すなわち緊急事態が発生した際にそのことを迅速に把握する方法の一つとして、緊急事態を知らせる音(例えば、「人の叫び声」「ガラスが割れる音」「車のクラクション」)の発生とその方向を自動的に検出し、必要な情報発信を自動的に行う「音見守りシステム」を実現した(図1)。複数のマイクを空間内に構造的に配置し音源の方向と音データを計測可能なQuad-Cubicベクトル型マイクロフォンアレイを研究開発し、空間内における音源の発生方向の検出、位置推定した音のみを抽出するシステムを実現した。
Quad-Cubicマイクロフォンアレイとして、観測した信号の差分をとることにより、低周波信号の影響を取り除き、反響や残響の影響が受けにくいことが挙げられる。これにより、従来システムではビルの玄関ホールなど反響が多い空間での利用が困難であったが、本システムはこの問題点を解決している。また、音源定位を行う際に計算される尤度関数の値を利用することによって、以前に異常音が発生したことのある場所から音が発生しているのかどうかの判定方法を実現した。

概要図

非日常音検出システム

非日常音検出システム

論文等

関連特許

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