「基幹脳活性指標校正用シミュレータ」

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研究代表者:
本田 学 (国立精神・神経センター 神経研究所疾病研究第七部 部長)
研究課題:
脳に安全な情報環境をつくるウェアラブル基幹脳機能統合センシングシステム

技術解説

日常生活空間において基幹脳センサにより得られるデータが、実際に基幹脳の活性と相関しているかどうかを確認し、センサの校正をおこなうために、バイタルシグナルや脳血流などの生理指標を計測することが可能でありながら、日常生活環境をシミュレートできるモデル空間を構築し、開発したシステムの校正を行う。そのために、超小型ポジトロン断層撮像装置試作機を目的に応じて改良し、被験者の拘束度を著しく軽減するシステムを構築する。また、センサの校正のためには、実際に薬剤を用いずに視聴覚情報によって被験者の基幹脳機能を変動させてデータをサンプリングし、情報入力に対する基幹脳の応答特性を捉える必要がある。そこで提案者らがこれまでに蓄積してきた医学・生理学的知見と技術を活かして、基幹脳機能を活性化するための情報環境制御システムを構築する。これらの要素を統合してセンサ校正・臨床評価用シミュレータを構築し、開発したセンサシステムから得られる基幹脳活性指標と基幹脳血流との相関特性を検討し、システムの校正を行う。
 基幹脳活性変動効果をもった超高周波成分を豊富に含む音源を収録するために、カメルーン・ジャー国立公園にて熱帯雨林環境音収録を実施した。加えて、基幹脳活性変動効果をもつ高密度映像素材を呈示するためのハードウェアとソフトウェアを整備した。これらにより、シミュレータ内で基幹脳活性変動効果をもった音響映像情報の呈示が可能になり、シミュレータとして稼動状態になった。

概要図

基幹脳活性指標校正用シミュレータ

基幹脳活性指標校正用シミュレータ

論文等

  1. 八木玲子, 高密度メディアを用いた民族藝術の映像音響制作―超細密芸術マデ・ウィアンタ作品のメディア化について, 京都大学総合博物館・学術映像博覧会ワークショップ「共振する音とイメージ」, 京都, 2009年11月14日
  2. 仁科エミ, 超高精細映像音響の生理的効果を探る, JEITAディスプレイデバイスフォーラム2009 (CEATEC JAPAN 2009), 千葉, 2009年10月8日
  3. 八木玲子, 岩崎かおる, 植村麻紀, 霜島あゆみ, 気分変調症の通院患者を対象とした音楽療法,日本音楽療法学会第9回学術大会, 愛媛, 2009年9月12-13日 (抄録:日本音楽療法学会第9回学術大会講演論文集 246)

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