「救急救命作業支援」

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研究代表者:
前田 太郎 (大阪大学大学院 情報科学研究科 教授)
研究課題:
パラサイトヒューマンネットによる五感情報通信と環境センシング・行動誘導

技術解説

 119番的状況におけるPHの感覚伝送による作業支援技術の開発を目指す.これまで開発した感覚伝送のための要素技術を反映したプロトタイプのPHの設計と検証を詰めるとともに,実際の作業実験によって協調作業状況における動作伝達効果の実証実験を行い,有効性を示す.
 PH装着者の運動学的なパラメータの推定に基づいて,行動・運動推定のための正規化処理を行い,また,専門家(操縦者)とPH装着者(被操縦者)の間で情報提示系を適切に調整する手法の開発を行う.専門家(操縦者)によるPH装着者(被操縦者)の行動誘導(操縦)は,PHのHMDに取り付けたカメラからの画像に専門家の身体の画像をスーパーインポーズし,その画像をPH装着者と専門家に提示し,PH装着者が,出来る限り専門家の動作に追従することによって行われる.しかしながら,PH装着者の不意の動作や頭部の不意の動きによって,専門家の見ている画像が揺れ,不快感をもたらす可能性がある.それを防ぐために,PHシステムの姿勢センサと画像のオプティカルフロー情報を利用したカメラの運動推定による,画像安定化システムを開発する.さらに,装着者の行動モデル獲得手法の研究を開始し,複数の動作認識手法評価を行っている

概要図

論文等

  1. Tomohiro Amemiya, Hideyuki Ando, Taro Maeda : "Lead-Me Interface" for a pulling sensation from hand-held devices, ACM Transactions on Applied Perception, Vol.5, No.4, 2008(in press).
  2. Akitoshi Ogawa, Takashi Omori : Proposal of knowledge reuse learning system for immediate adaptation in real-world navigation task, Systems and Computers in Japan, WILEY (in press).
  3. 高橋英之,大森隆司 : 円滑な対人インタラクションを実現する対象認識に応じた認知的構え調整機構のモデル化,認知科学,Vol.15, No.1, pp.202-215, 2008.
  4. 雨宮智浩,前田太郎 : 非対称振動を伴う物体の挙錘により生成される重量錯覚,日本バーチャルリアリティ学会論文誌,Vol.13, No.1, 2008.

関連特許

関連リンク

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